九州沖縄の『いのちの電話相談員』
215名が熊本に集結!!
2024年6月22日、23日の2日間、くまもと県民交流館パレアでいのちの電話相談員 ワークショップが開催されました。あいにくの雨模様でしたが、九州各県の相談員の熱気は凄く、雨雲をも蹴散らすパワーで始まりました。
最初の基調講演は、東京都立大学 准教授 勝又陽太郎氏。
『自殺予防研究から見た いのちの電話の強みと社会的役割』と題し、これまで国内外で行われてきた電話相談に関する研究や、いのちの電話の活動の強みや社会的役割について、研究者の視点からじっくりと語って下さいました。
次に4つの分科会に分かれ、それぞれの研修テーマについて、講師の方々の話を聞きました。どの内容も、日々の相談員活動に役立つ内容で、時間が許す限りもっと詳しく話を聞きたい!と貪欲になった相談員も多くいました。
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□分科会A
『自殺危機にある方を対応する際の注意点』
国立病院機構熊本医療センター
精神科救急医療センター長 橋本聡氏
□分科会B
『インターネット世界にSOSを出す子供の理解と対応』〜公立中学校でのSOSを受け止める取組を通して〜
熊本市立出水南中学校校長 田中慎一朗氏
□分科会C
『発達障害の理解』
九州看護福祉大学 看護福祉部 社会福祉学科
専任講師 水間宗幸氏
□分科会D
『ひきこもりと精神障がい、その対応について学ぶ』
熊本県立こころの医療センター
精神保健福祉士 社会福祉士 常増健二氏
熊本県立こころの医療センター
公認心理師 臨床心理士 中村晶子氏
熊本県立こころの医療センター
精神科医師 樋口ゆき氏
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2日間、九州各県のいのちの電話相談員同士が同じ空間で肩を並べ、学ぶ時間を持つことができたことは、とても有意義なワークショップでした。これからの相談業務に活かしていきたいと強く思いました。