お知らせ

NHKニュース放送:熊本いのちの電話

NHKの夕方ニュース「クマロク」にて熊本いのちの電話の相談傾向の最新値を取り上げていただきました。

今年に入り8月までに寄せられた相談は5870件ですが、そのうち自殺の傾向の懸念があるお電話は1020件と昨年の同じ時期よりおよそ2割増加しています。

様々な年代で、経済・人生・仕事・家族などお悩みは多岐にわたりますが、いのちの電話では複雑なお悩みでも、ゆっくりお話いただいて大丈夫です。熊本いのちの電話では096-353-4343にて24時間体制で、お電話を受け付けています。

30年間、運営に携わってきた事務局の池田菖子さんは、「今年は経済状況が厳しく自殺傾向が懸念される相談が増えています」とされた上で「相談員も葛藤しながら、どうしたら安心してもらえるか、言葉を選んでいます。苦しくても生きていてくれてありがとうと伝えています。電話で話すことで、受け止めてもらえるという安心感を持ち、それを重ねることで道筋が見えることがあると思います。相談内容は守られるのでぜひ、ひとりで悩まず相談して欲しい」と話しています。

一方で、ボランティアで対応にあたる相談員の担い手が不足している状況が続いています。

相談員になるには、およそ2年の研修を受けて認定を受ける必要がありますが、傾聴や心理学を学ぶ中で相談力が身につくカリキュラムを準備しています。
次回の40期生の募集は来年からとなりますが、電話でのお問い合わせも随時受け付けていますのでご遠慮なくお尋ねください。
事務局の電話番号は 096-354-4343(平日10時~17時)

NHK News クマロク